プロフィール

な・すんじゃ

京都在住の在日韓国人二世。韓国王朝宮中飲食伝授機関 宮中飲食研究院終了。朝鮮宮廷料理第一人者ファン・へソン先生に師事。韓国の歴史を背景として育まれた食文化、韓国伝統料理(宮廷料理、地方料理、家庭料理)を研究。韓国、日本各地で料理講師として活躍中。京都でキッチンスタジオ「韓国料理ラボ ねんね」を主宰。韓国料理店 「文家moon-ga」元料理長(東京麻布十番)

な・すんじゃの韓国料理

朝鮮半島は、気候、季節と密接な関係がある農業主流の生活のなかで、太陰暦中心の農耕儀礼から発達した時食(春、夏、秋、冬、季節にしたがって育つ食物作るもの)節食(月替わりである名節にそなえて食べる物)が民族文化の料理としては発達し、又、陰陽五行説に基づいて五味五色、色彩感覚、味覚を五行の原理に従い日常的な食文化に取り入れ、韓国の独創的食文化になりました。

伝統飲食は、味、栄養、だけでなく民族の心意気と魂がこめられています。 飲食の哲学「心意気」もてなす気持ちと真心、共食、共生、共存から祖先を考え、親、目上、を考え、必ず隣人と分かち合う心です。

在日韓国人として京都に生まれ育ち、祖国と遠く離れ生きて来たからこそ、上記の原則を忠実に守りながら、先人が作りだした飲食を多くの人に伝えたい。

韓国留学時に多くの影響をを受けた学びの中で、私の料理の基になった言葉、王から貧者に至る全ての人々の口に入る料理が作れる料理人です。

心も身体を健康に豊かに、作る料理は大切な家族に食べさせるものと考えて作りたい。 美味しく食べて不幸な人はいません。幸福な気持ちで作り食べて幸福になります。